今回はシリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカントの本の要約をしていきます。
ナヴァル・ラヴィカント氏は世界の挑戦者に絶大な影響を与えるアメリカの伝説の成功者といわれている方です。ナヴァル氏の成功の秘訣を紹介したのが『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』という本です。タイトルがそのまま本人の名前になっています。
この本は、成長を望む全ての人に向けて書かれており日本だけでなく28カ国に刊行されており全米でベストセラーになっています。
ナヴァル・ラヴィカント氏は決して裕福な家庭で生まれたのでなく初仕事は15歳で違法なケータリング会社の配達をしていたそうです。そんなナヴァル氏が伝説の成功者とまで呼ばれるまでになった考え方やノウハウが全て1冊に詰まっています。
一言で要約してしまうと人生の成功の秘訣は「カネ」を手に入れることではなくて「富」を手に入れることだというのです。
今回は、その中から特に印象に残ったポイントを3つ紹介していきます。
シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント
世界の挑戦者に絶大な影響を与える伝説の最成功者。米起業界の仕組みを一新した男、それがナヴァル。自分を動かす最良の書!「初仕事は15歳、違法ケータリング会社の軽トラックの荷台に乗って配達した」生きるのに必死だった男は、どう逆転したのか。「BOOK」データベースより
- 金儲けは「する」ものではない
- 最高の人生を歩むには
- 自分を変える「思考」と「行動」
金儲けは「する」ものではないー身につけるスキルだ
努力量が勝負を決めることなく、努力をする方向を探り、定めることが大事であるというのです。
努力量は富とはほとんど関係がなく、富を築きリッチになるためには「何をするか」「誰とするか」「いつするのか」を理解し実行することが大事であるというのです。
努力は正しい方向に向けなければならず、方向が定まっていないことを一生懸命努力をしてもほとんどが無駄な結果に終わってしまうというのだ。
そのためには、まず自分の中に特殊知識というスキルを身につけることが大事です。それこそが金儲けというスキルを身に付けるということなのです。「富」の中には当然、「カネ」も入っています。
この特殊知識は、自分が子供の頃や10台の頃に苦もなくやってたことの中から見つけることができるといっています。人と話すのが好きだったり、ゲームに没頭していたり、音楽が大好きだったり。自分の好きなことから特殊知識を見つけてスキルを強化していくことが大事だということです。
君らしさで君に勝てる人はいない。
人生の大半は、君を最も必要としてくれる人やものを探す旅だ。
ナヴァル・ラヴィカント
この世界で最高の人生を歩むには
人生の三大目標は、富、健康、幸福だ。私たちはこの順番で追及するが、重要度の順番は逆だとナヴァル氏は本書で伝えています。
お金、富が助けにはなっているけれど、本当のところお金はほんの一部分にすぎす、今幸福でいられるのは「私にとって一番大事なことは私自身の幸福」ということをナヴァル氏は長年かけて学び気づいた結論だというのです。幸福とは「素の状態」であることだというのです。
人生に何かが欠けているという感覚がなくなったとき、幸福がやってくる。
ナヴァル・ラヴィカント
いつも頭の中で不安や悩みを考えてしまい次のことや、その次のこと、またその次のことを考え続けてしまい不安感を生み出しているのが幸福を妨げる原因といっています。なので、不安のせいで不幸になっていることに気づくことが大切であるというのです。
若くて健康なときは色々なことができる。いろんなことをしているうちに、欲望をどんどん持つようになってしまう。それが幸福を徐々にむしばんでいることを私たちは自覚していない。若い人は幸福度は低いが、健康度は高い。年取った人は幸福度は高いが、健康度は低い。若い時は時間がある。健康もある。でも、お金がない。中年になるとお金があり、健康もあるが、時間がない、年を取るとお金はあるし、時間もあるが、健康がない。3つ揃った状態が最強であるとナヴァル氏は伝えています。
幸福は、自分の外側にあるのではなく内側にあるものだというのです。
幸福は学べるスキルだということに気づくことが大事ということです。栄養管理やダイエット、ワークアウト、お金儲け、デート、人付き合い、恋愛などと同じようにスキルだというのです。学べるスキルだということに気づき、幸福になることに本気で集中して取り組めば、もっと世界は生きやすくなるというのです。
そのために、良い習慣を積み重ねていくことが大事というのです。例えば、お酒を断つと気分が安定するという風に。フェイスブックやチャット、ツイッターを断つと気分が安定したりと。自分の人生の中で不安が生まれてくる習慣を断つことが大事だというのです。もっと幸福な人間になると心に決めて、自分の生活や習慣を見直して、軽率な悪い習慣を良い習慣に置き換えることでもっと生きやすく幸福な人生を歩めるということです。
習慣そのものが、自分という存在になるというのです。
自分を変える「思考」と「行動」
君らしさで君に勝る人は、世界に1人もいない。君は私以上に私らしくなれない。私は君以上に君らしくなれない。
ナヴァル・ラヴィカント
人生でやることが多い、何かをしなければいけないと思うことをする必要はないというのです。ただ自分のやりたいことをやるだけで良いとナヴァル氏は伝えています。そのために一番大事なのは自分の健康だというのです。
人生でナヴァル氏が最優先にしていることは、幸福よりも家族よりも仕事よりも健康だというのだ。全ては自分の体の健康から始まる。第二が自分の心の健康。第三が自分の心の安らぎだというのです。
自分の健康を作るためにナヴァル氏は「食事」「運動」「心」の3つが大事であると言っています。「心」というのは自分の不安や悩みを解消することでナヴァル氏は毎朝1時間の瞑想を推奨しています。毎日1時間、60日繰り返すことができれば人生の多くの悩みは消し去り幸福になれるとまでいっています。
また。いつかやりたいことがあるのなら、今やれ。待っていても「いつか」は来ないとナヴァル氏は言っています。周りに左右されずに自分で「自分」を成長させる思考と行動が大切だということでしょう。
最後に
今回は『シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント』から学んだ3つのポイントを要約として紹介させていただきました。ナヴァル氏がオススメする読書術や本の紹介も本書に掲載されています。ほかにも紹介できなかった内容も本書ではたくさん書かれているので、ぜひ少しでも興味を持ったあなたは本書で確かめてみてください。