読書

【要約】静かな人の戦略書|静かで控えめは賢者の戦略

べべくん

今回は『静かな人の戦略書』の要約をしていきます。

一言で要約してしまうと内向型と言われる静かな人には潜在的に「聞く力」「気配り」「謙虚さ」「準備力」など実に様々な能力があり、それに気づき発揮することで成功を収めることができるというのです。

自分自身と向き合い、自分の本当の能力に気付くことが大事なのです。

今回は『静かな人の戦略書』から特に印象に残った3つのポイントを紹介していきます。

静かな人の戦略書

聞く力、気配り、謙虚、冷静、観察眼……「静かで控えめ」は最強の武器。外向型が優位な世界で、内向型がその魅力を最大限に発揮する方法とは? 全米200万部ベストセラー著者、スーザン・ケイン絶賛! 「現代の静かな闘士たちが絶対に読むべき書」。世界的ベストセラー、ついに日本上陸!

出版社より

静かな人の戦略書 ポイント

  1. 鎧の脱いで身軽になる
  2. 自分を現実的に見つめ、受け入れる
  3. 謙虚さこそ成功をもたらす

世の中には、控えめな内向的な人と誰に対してもコミュニケーションができる外向的な人の2種類の人間がいると言われています。

おそらく、あなたも内向的な人よりも外向的な人の方が多くの成功を獲得することができると思っているでしょう。実は、決してそうではなくて本書『静かな人の戦略書』は内向的な人がたくさんの成功を収めることができる理由とテクニックが書かれています。

内向的と言われる静かな人の方が賢者の戦略を多く内に秘めてるというのです。

鎧を脱いで身軽になる

学校生活でも、就活でも、社会に出ても、人は多くの場面で外向的な振る舞いを求められてしまいます。学校でも職場でも、つねに微笑みを絶やさず、受け答えを行える人たちは、たちまち人々の注目の的になります。逆に内向型と呼ばれるようなしゃべるのが苦手でシャイで周りに打ち解けられない人は、周りから失礼であるとか礼儀がなっていないとさえ思われてしまうことが多くあります。

しかし、本来の自分は内向型で周りと打ち解けることが苦手であることを悩む必要などないというのです。なぜなら内向型の人には外向型の人が苦手としている多くの能力があるからなのです。

自分を着飾る必要はなく自分自身を受け入れ鎧を脱いで身軽になることがまずは大事だと著者のジル・チャン氏は言っています。

自分を現実的に見つめ、受け入れる

世の中には内向型よりも外向型を中心とした評価や仕事が多いと認識されがちです。しかし、内向型の人にとっての天職も世の中にはたくさんあります。自分自身を見つめて受け入れることが大事なのです。そのためには自分自身の中の『もっと大切にしたい価値観』を考えることが大事です。

内的刺激(多くの場合、意義を感じるもの)を最重視し、自分にとっての優先順位を明確にしたがる内向型にとって、中核的な価値観は能力よりも大切です。唯一の問題は、自分のコアバリュー(本質的な価値観)を見出すのは、特に我々東洋の社会においては簡単にはいかないことです。なぜなら子供の頃から、「物事はこうあるべき」だと植え付けられてしまっているからです。周りや植え付けられた偏見に惑わされずに自分の本当に大切にしたい価値観を見つけましょう。

そのためには4つの質問に答えて自分の大切にしている価値観に気づくことが大事だというのです。

  1. 大きくなったら、何になりたいと思っていたか?
  2. どんな仕事に魅力を感じるか?
  3. どんなものに憧れるか?
  4. 生まれつき才能に恵まれていることは?

理想の仕事を探す中で、ほんの少しだけかじっただけで本当に自分のやりたいことが見つかる人なんてほとんどいません。

誰もがどうにかして自分の強みを見出し、それを生かして生計を立てていきたいと思うでしょう。諦めずに自分のもっとも価値観を合う仕事をして価値を生み出せる仕事を見つけましょう。そのために4つの質問に答えることでヒントになるでしょう。

謙虚さこそ成功をもたらす

目立った存在になるのは、内向型がもっとも苦手で、望まないことのひとつです。とはいえ、心の中では何度も「上司は目立つ社員ばかり評価して!」と思うこともあるでしょう。スポーツの世界に注目してみるとスター選手がいつも注目の的になっているのは間違いないです。

しかし、スター選手が良い成績を残しているのかというと答えはNOです(例外もあると思いますが)サッカーにしろ野球にしろチームで行うスポーツです。その中では、多くの場合様々な人のサポートがありスター選手が成り立っているのです。スター選手が輝けるようにサポートをする謙虚な選手がいてこそチームの成績を上げることができるのです。

全員がスター選手であったならば、もはやチームは成績を残すことができないでしょう。仕事も同じで何かの結果を残すには、そこで働く多くの方の謙虚さ、犠牲があってこそ輝くことができる人がいるのです。それに気づけていない組織や上司がいるだけなのです。

謙虚さこそ成功をもたらす。内向型の方のサポートがあってこそ輝く人がいるのです。それこそが自分の役割であり、価値観だと気付ける仕事、人生を歩むことが大事なのでしょう。

内向型と外向型の人がチームを組めば、お互いの足りていないところを克服でき最高の結果を生み出すことができると著者のジル・チャン氏は本書で伝えています。

自分の価値観を無視して外向型のような振る舞いをせずに自分自身の潜在能力を活かして仕事をして、人生を歩んだ方が幸せな結果が訪れるでしょう。

最後に

今回は『静かな人の戦略書』から特に印象に残った3つのポイントを記事に紹介させていただきました。周りの人とコミュニケーションを取ることが得意な外向型の人の方が世の中で成果を残していると思われがちですが、決してそうではなく内気な内向型の方でもたくさんの成果を残せています。ただ、成果に注目がいかないだけなのです。

今回紹介されていただいたポイント以外にも本書『静かな人の戦略書』には内向型の人の成功を後押しするたくさんのヒントが詰まっています。

ぜひ、興味を持たれた方は本書を手にとってみてはいかがでしょうか。

サラリーマンブロガー『べべくん』
べべくん
べべくん
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。

『読書×コミュ力であなたの幸せを応援したい!』というコンセプトでブログを書いています。たくさんの本と人との出会いで人生が大きく変わります。

少しでも、興味を持っていただけたらフォローしていただけると嬉しいです!主にTwitterで発信をしています。

\ Follow me /
    
 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村