小説を読むことに苦手意識を持っている方はいますか。
本というのは様々な経験を疑似体験することができます。
今回は小説を読むためのコツを3つ紹介していきましょう。
小説を読む時のコツ
すべての小説は虚構!フィクションとノンフィクションとは?
一人称小説と三人称小説って?
読みやすい小説を紹介
小説を読む時のルール
小説の読む時のルールは、何もありません!!
よく、作者が伝えたかった事を読み取りなさいと言われた事がある方もいると思います。
でも、小説は論文ではないです。よって作者も何かを主張したいために書いているとは限らないんですね。
作者の伝えたかった事を読み取ろうとしても、作者に直に聞いて教えてもらうしかありません!
それくらい、軽い気持ちで読んでも良いという事ですね。
作者が何を伝えたかったではなく、アナタが何を読み取れたかが大事なんです。
1つだけ注意!
アナタが自由に解釈をして良いんですが、1つだけ注意点があります。
それは誤読してはいけないという事です。
彼女は赤いセーターを着ていた。
アナタはこれを読んで、自分なりの赤色を想像してもいいのです。
しかし彼女が青いセーターを着ていると読む事が誤読です。
小説の唯一のルールがあれば言えるのは誤読をしない事です。
すべての小説は虚構!フィクションとノンフィクションとは?
小説は現実とは別の世界の話
すべての小説は、現実とは別のもう1つの世界の物語です。
アナタやボクが生きているこの世界には存在しない異次元の世界です。
例えば、ある小説で2019年の東京が舞台になっているとしましょう。小説内の2019年の東京には山手線が走っていたり、渋谷があったりしますが、すすきのはありません。
あったら、もはや東京とは言えませんね。
しかし、仮に小説内の2019年の東京が、現在の東京と完全に同じものだとしたら、アナタは現実の東京のどこかで小説の登場人物に出会えるはずです。ところが、実際にはその様な事は起きませんね。
小説内の舞台は極めてアナタが知っている場所と良く似た場所だと考えるべきなのです。
フィクションとノンフィクションの違い
フィクションとは虚構(嘘の話)という意味です。
ノンフィクションという事は、虚構ではない。という事になります。
ただ、上記で書いた通り実際にはノンフィクションの部分でも(例えば2019年の東京が舞台の小説)100%が事実の事ではありませんよね。
よって小説は虚構=フィクションとして読んでいきましょう。
一人称小説と三人称小説って?
人称(にんしょう)によって読み方を変えましょう!
一人称小説
語り手が物語の登場人物の1人であるのが一人称小説。
例えば、主人公の目線で物語が進んでいくパターンです。王道ですね。
三人称小説
語り手が物語の主人公などではなく、ただのナレーターとして物語の外側から語っている小説。多くの場合、登場人物を名前で呼ぶか彼・彼女などの表現をしています。語り手は物語世界内に対して上から全体を見下ろす神の視点と呼ばれる事もあります。
読みやすい小説を紹介
現在の時代の小説を読もう!
言葉は時代とともに変化していきます。
古文を読む時は翻訳が必要なのは学校の授業でも実感しているでしょう。
昭和の時代に書かれた小説でも、今とは時代背景が異なっている点があります。
冒頭でも触れていた誤読をしてしまうパターンがありますので注意が必要です。
小説作品は直近3年以内に書かれた本を取ろう!
小説を読むのに毛嫌いしているアナタに記事を書いていますので、挑戦するなら時代背景が今とマッチしている最近執筆された本を読むべきです。
恋愛小説を、まずは読もう!
まずは、恋愛小説を騙されたと思って読んでみてください。
意外にも、スラスラ読めてしまう自分に驚くはずです。
ボクは、30代男性なのでオススメの恋愛小説も紹介しています( ^ω^ )

本当にスラスラ読める恋愛小説3選
山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくがー。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。
「BOOK」データベースより 出典
美容師の美咲に恋をした晴人。彼女に認めてもらいたい一心で、一度は諦めたカメラマンの夢を再び目指すことに。そんな晴人に美咲も惹かれ、やがて二人は恋人同士になる。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。美咲は、人の何十倍もの早さで年老いる難病を発症してしまったのだった。老婆になっていく姿を晴人にだけは見せたくないと悩む美咲は…。桜のように儚く美しい恋の物語。
「BOOK」データベースより 出典
二〇六〇年、三度目のオリンピック開催が迫る東京で、人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトが進んでいた。プロジェクトメンバーの健は、幼なじみで同僚の陽一郎、そして彼の妹の咲に助けられながら奮闘する。ところが、咲の勤務先にテロ予告が届き事態は急変した。目的を達するために、はてしなく暴走する研究者の狂気。はたして健は、テロを防ぎ、想いを寄せる咲を守れるのか?そしてラストに待ち受ける衝撃と、涙の結末は?男の打った最後の一手が、開けてはいけない扉を開ける!
「BOOK」データベースより 出典
最後に
今回は、小説を読まないアナタに読んでもらえるキッカケになればと思い記事にしました。
小説の世界は自分が居る世界とは違う世界であり、作者の意図なんて気にせずに難しく考えないで読む事が最大のコツであると紹介をさせていただきました( ^ω^ )