読書大全(日経BP2022年出版)は世界のビジネスリーダーが読んでいるといわれる経済・哲学・歴史・科学の本を紹介している本です。
なんと200冊も。
みなさんも1度は聞いた事がある、手に取った事がある本が紹介されています。
経験のある方も多いと思いますが、いきなり昔の本を読むと内容の理解に苦しみ途中で読むことを妥協してしまいます。
なぜなら時代背景が今と全く異なっているからです。僕も良く妥協しています。
そんな悩みを解決できるのが今回紹介する『読書大全』です。
読書大全
著者の堀内勉さんは本書の中で「読書の目的は、本をたくさん読むこと、たくさんの知識を身につけることではない。良い本をじっくりと読んで、それを自分のものとした上で、さらに自分の頭で考えるということを目的とするべき」と言っています。
本を何となく読んで分かったつもりになっていても意味がないのです。
では、どのようなコツが必要なのか?それは、読む本の時代背景と作者は何を伝えたかったのかを考えて本を読むということです。
200冊の名著の時代背景と作者は何を伝えたかったが『読書大全』には書いてあるのです。
読書大全 内容
内容は大きく3つの分かれています。
1つ目は読書をするコツを解説しています。
2つ目は古代(紀元前)から現代までの時代背景の解説をしています。
3つ目はでは各名著の紹介です。全体から時代を捉えれることで部分である各本書の解説をする事で理解が深まります。
『マルクス資本論』や『論語』、『孫子の兵法』から現代のベストセラーとして知られている『ファクトフルネス』までも網羅しています。
決して安い本ではありません(定価2,800円)が読まない本を2冊買うよりも良い買い物になるでしょう。
途中で妥協してしまい積読になっている本を読み直すきっかけにもなるでしょう。