論語についての関連書籍は実に様々あり、読みたいけれど、どれを選んで良いか分からない。と思っている方にオススメの記事です。
紹介するのは入門書として読みやすいものをはじめ、大人気キャラクターの『くまのプーさん』や『マイメロディ』とコラボした本や、大ヒットマンガの『スラムダンク』から論語の考え方を伝えている本もあります。
ぜひ、紹介する本からあなたに合った1冊を見つけてみてはいかがでしょうか。
論語とは
論語とは今から約2500年前の中国春秋時代を生きた『孔子』という人物の言葉を後世に残すために孔子の弟子たちが作った書籍です。
人間としての正しい生き方や言動・行動について教えてくれ、現在を生きる私たちにたくさんの影響を与えてくれます。現在までの長き年月にわたって読み継がれています。
論語の簡単でおすすめの本は?難易度別に紹介します
知れば知るほど面白い!論語の本
難易度
おすすめポイント
論語を読んだ事がないあなたにおすすめしたい入門書です。イラスト入りで非常に分かりやすいです。
ぼくが論語に興味を持って初めに購入した書籍でもあります。
活用できるジャンルごとに分かれており、あなたの悩みや不安だと思っているジャンルから読んでみると非常に役に立つでしょう。
ジャンル分け
・人生観
・人付き合い
・家族
・政治
・仕事
・学問
大きく6つのジャンルに分かれています。
論語の本題の解説の前に、論語が生まれた経緯や関わった人物までイラスト入りで解説してくれているから世界観も分かりやすく理解できます。
論語 岩波文庫
難易度
おすすめポイント
論語の全文が原文と現代語訳で収録されています。しかも、文庫版だから持ち運びやすいです。論語を学ぶ上で必ず持っておきたい1冊です。
いつでも、手元に置いておけば論語の世界に入る事が出来て、新たな発見がそこから生まれるでしょう。ただ、現代文については深い考察に触れていないので表面的な理解になってしまう可能性があります。
自分が気になった箇所は、マーカーや付箋を貼って後から読み返すのがおすすめです。
全文完全対照版 論語コンプリート
難易度
おすすめポイント
全ての文にポイントとなる要約があります。
内容ごとに何が伝えたかったのかのポイントが一文で要約されています。
ただ、こちらは文庫版ではなく新書(大きい本)で400ページほどあるので持ち運ぶのは重くて邪魔になります・・・
ビギナーズ・クラシックス中国の古典 論語
難易度
おすすめポイント
論語の教えの根幹である孔子を少年時代から遡り、どのような生涯を送ったのか紹介をしてくれているので時代背景が理解できます。
そして、現代訳から更に掘り下げて内容を時代背景とともに解説してくれているので、より論語を理解できる本となるでしょう。
論語の活学 人間学講座
難易度
おすすめポイント
作者の安岡正篤氏は日本の哲学者の方です。
その安岡正篤氏が論語をテーマとした講和内容が収録されています。論語を深く知る上で非常に面白い作品。
現代訳だけでは、どうしても掘り下げられない言葉1文字の意味を深く掘り下げて解説してくれています。例えば、『省』という言葉。これには反省するとか省くとか様々な解釈がありとても勉強になる。
ぜひ、論語の理解を1歩、いや2歩深めたい方に読んでいただきたい本です。
内容は、結構難しいです。論語の知識が多い方へ是非!
論語と算盤
難易度
おすすめポイント
論語と経済(算盤)は合致すると説いた渋沢栄一氏の作品です。
論語から今の実学に活かしたい方に必読の一冊です。
発刊されたのは今から約100年ほど前の大正時代に書かれた本ですが現代にも通用する内容です。
論語をより実学に近づけた一冊となっております。
詳しい記事も書いていますので参考にどうぞ
くまのプーさん 心が変わる「論語」
難易度
おすすめポイント
ディズニーのキャラクターであるくまのプーさんが論語の言葉を仲間たちとイラスト入りで解説している本です。
お子さんに論語を学んで欲しいお母さん、お父さんへオススメです。
すごく読みやすいです。
マイメロディの論語
難易度
おすすめポイント
くまのプーさんと同じようにマイメロディーの論語とコラボをした本もあります。難易度は『くまのプーさん』と変わりません。お子さん向けの書籍となっています。
スラムダンク論語
難易度
おすすめポイント
大人気マンガ『スラムダンク』の内容を論語の考え方に当てはめている1冊です。
作者の遠越段氏は「スラムダンクは、マンガ版論語である」と言っています。
最後まで、希望を捨てちゃいかん諦めたら、そこで試合終了だよ。
スラムダンク第7巻より
主人公のバスケット部の監督である安西先生の名言です。選手である三井が試合中に勝つ事を諦めてしまうシーンでの名言です。
それを論語にある「子曰く、力を足らざる者は、中道にして廃す。今、汝は画る」と掛けています。
本当に力のないものは道の途中で諦めてしまうけれども、そなたはやろうともしないのに諦めてしまっている。という意味です。
まとめ
今回は、難易度別に論語に関する本の紹介をさせていただきました。
論語読みの論語知らず。という言葉があります。一度、論語を読んだだけで分かった気にならずに熟読する事で、本当の自分の中での行動に活かされてこそ本当の知識や理解であるという事です。
ぜひ、気になる一冊を手にとってみてはいかがでしょう?
ぼくが心に響いた『論語』の名言を紹介している記事もあるので、こちらも参考にしてみてください。
本を読むなら要約アプリ『flier(フライヤー)』を試してみましょう。おすすめです。