今回は自分の強みが分かる本として有名な『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』について紹介していきます。
これは世界中でベストセラーとなっている本である。
ストレングス・ファインダーとは
この本は同じようなジャンルの本と比べても全く違う要素があります!
それは強みの活かし方が素質ごとに分かるという自分の素質・才能が分かるウェブテストのアクセスコードが付いているのです。このコードは簡単な質問に答えることで自動的に「あなたの強みや素質はこれですよ!」と教えてもらえることができるのだ。もちろん本を購入した方全員を対象にしており無料で行うことができるテストだ。
このテストこそがストレングス・ファインダーと呼ばれているものである。
ストレングス・ファインダーで分かったあなたの強みの活かし方や指針を分類して本書で教えてもらえるという本なのだ。この本は一気に読み進むこともできますが今後、自分の行動や進むべき道に困った時には何十年にもわたって、本書が指針となるのは間違いないでしょう。自分の強みが分かった上での戦略やアイデア、ヒントがたくさん書かれているからだ。
自分の強みが分かる本!!さあ、才能に目覚めよう
この本こそが自分の強みが分かる本『さあ、才能に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0』です。ストレングス・ファインダーという自分の強みを知れるテストを開発したのは「強みの心理学者」として表彰されるクリフトン博士である。
この本に付いているアクセスコードを使用すれば自分の5つの資質を教えてもらうことができる。もちろん僕も実行済みで「確かにこれが自分の資質だな」と思える目から鱗の内容だった。
弱点を直す必要なんてない
弱点を直すことを求められることが多い。
短所を伸ばすことを教えられたり苦手なことを克服したりということだ。
世界の1,000万人以上を対象に、従業員の生産性に付いて調査したことがあったという。その中で自分の得意とすることを行う機会を持っていると答えた人は、ないと答えた人よりも6倍も意欲的で生産的に仕事に打ち込んでいる傾向にあり、ほとんどが『生活の質が高い』すなわち、生活に満足していると答えた人が大勢いたそうだ。逆に苦手なことばかりに追われている日々が多くなると、生活に不満があるということである。
自分の資質・強みにあったことを伸ばして生きていった方が、人生の満足度は高くなっていく。ただ、ほとんどの会社でも人の強みでなく弱みを見てしまう傾向があり自分の強みを教えてもらえることもなく、弱みで苦手である分野のことで指導をされたりしてしまい悪影響を受けてしまうのだ。
自分の強みは自分で理解をして伸ばしていくのが良いだろう。それを知れるのが本書でありストレングス・ファインダーなのだ。
努力しても、何にでもなりたいものにはなれない
ストレングス・ファインダーの開発者であるクリフトン博士も少年時代には『努力すれば何にでもなりたいものになれる』という格言を信じて、次のマイケルジョーダン(バスケットボールの神様である)になりたいと毎日、バスケットボールのゴールに向かってシュートの練習を繰り返し、毎年合宿へ行き優れた選手になるためにあらゆる努力をしたそうだ。
はたして、クリフトン博士はバスケットの神様になれただろうか?
答えは「NO」である。どんなに頑張っても2軍選手にもなれなかったのだ。
「努力すれば、何にでもなりたいものになれる」という格言を信じても、苦しみからは逃れられなかったそうだ。そう、クリフトン博士の資質・強みはバスケットボールでは無かったからだ。
このことは、苦手なことに打ち込んでしまう僕らにとって心にとどめておきたい話だろう。苦手なことを努力してしまうことはむしる自分にとって悪影響にすらなってしまうのだ。
ストレングス・ファインダーを使っても何にでもなりたいものにはなれるわけではないが、本当の自分を大きく飛躍させることができるのだ。
才能を強みに変えることが大事
ほとんどの人は、自分は何かが得意かを知っていると思っている。しかし、たいていは間違っている。それでもなお人は、強みによってのみ何かを成し遂げることができる
経営の第一人者、ピーター・ドラッカー
才能を強みに変えていくのが大事だと言われている。人は確かに時間とともに変わっていき、性格も状況に応じて変化していくので才能というのも変化すると思われるかもしれない。しかし、研究の結果で才能は安定して変わらないということが分かっている。ということは、あなたの今の才能を活かして強みにしていければ、それは何十年立ってもほとんど変らない才能であり結果として人生を満足に送ることができるということだ。
才能(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)×投資(練習やスキル開発、知識を身に付けるためにかける時間)=強み(常に完璧に近い成果を生み出す能力)
これこそがあなたや僕の強みを生み出す方程式と本書で記載されている。才能を時間をかけて投資して育てていくことであなただけの成果を生み出す能力である強みが生まれるというわけだ。
この才能を知ることがストレングス・ファインダーというわけだ。
ストレングス・ファインダーを受ける
あなたもぜひ、自分の才能を伸ばすためにストレングス・ファインダーを受けてみましょう。本書の巻末にある袋とじに英数字が書かれている。それがあなたのアクセスコードでありストレングス・ファインダーを受けれるチケットというわけだ。
ぜひ、まだ本書を持っていないあなたはぜひこの機会に購入してみては。価格は高いと思われがちだが1,800円(税抜)と普通の本と変らない。これはコスパ最高。
ちなみに僕は以前にメルカリで購入して中古のアクセスコードを使ってストレングス・ファインダーを受けようとしたがダメだった。同じアクセスコードは1度使ってしまったら終わりで2回目は使えないので中古で本を購入しようと思っているなら注意が必要だ。だから僕はこの本を2冊持っていますw