そんなあなたの為に今回記事を書きました。
本記事の内容
- まずは自分の会社の事を知ろう
- ライバル会社のことを知ろう
- 目標を立てて成長する為、勉強しよう
仕事が始まっていなくても事前に勉強できるポイントはあります。
この3点を抑えておけば不安は無くなります。むしろ自信が付きます。
新入社員の方は特に、働く前まで不安でいっぱいですよね。僕もそうでした。僕の場合は不安が解消されず仕事が始まってからも悩む機会が多かったです。
ただ、何年か働いた時に「そうか。この3つだけ学べば良いのか」と気づきました。
その結果、15年同じ企業で働き続け日々仕事の問題解決を行っています。部下も多くいますし、この記事で書かれている事をいつも伝えています。
このぼくの原則は、中国最高の戦略教科書と言われている【孫子の兵法】からきています。
有名なのでご存知の方も多いと思いますが「己を知り、彼を知れば百戦危うからず」の原則に基づいています。
己(自分の会社)を知り、彼(ライバル会社)を知れば百戦危うからず。とういう事です。言ってみればビジネスも孫子の時代と同じ様に戦いです。
自分の会社を知っていて、ライバル会社を知れば100回戦っても負ける心配がないというわけです。それの2つを知った上で実行に能力を付ける為に自分自身を成長させて学ぼうという事です。
まずは自分の会社の事を知ろう
まずは自分の会社の事を知りましょう。あなたは自分の会社の事をどれくらい知っているか考えてみましょう。どれくらい答えられましたか?
あなたの会社はどんな会社?
- 会社名は?
- 上場企業なの?
- 会社の理念は?
- 代表者の名前は?
- 役員の名前は?
- 何を提供している?
- 本社はどこにあって、支店は何店舗ある?
- 前年の売上は?
- 従業員の数は?その内、アルバイトは何人?
- 得意先は?
どうでしたか?何も見ないで全て答えられない人が多くいたと思います、ただ安心してください。僕も3年目くらいでも答えられませんでした。これを答えられる様になりましょう。
調べ方はインターネットで調べましょう。もしくは会社説明会などでもらったパンフレットなどがあれば、そこにきっと書いてあるでしょう。調べた内容は、ちゃんと書き出しましょう。人はすぐに物事を忘れてしまうクセがあるので、ちゃんと書いて記録に残しましょう。
ここで質問をさせていただいた10個の項目は覚える様にしましょう。
会社の理念は?
これは超重要な点です。会社の理念とは全員がその共通の考えで行動していく為に大事なことが書かれています。これを無視してしまうと、どんなに優秀な人が集まっている会社でも失敗します。理念とは簡単にいってしまえばゴールの方向を示す様なものです。右に曲がったらゴールがあるのに社員が左に走ったり、まっすぐに行ったりしたらめちゃくちゃになりますよね。全員が同じ考えで仕事ができる様に会社の理念があります。
逆に言ってしまえば、あなたが会社の理念を知らなければゴールじゃない逆の道を走り続けてしまうということです。
役員の名前なんて覚える必要あるの?
役員とは簡単に言ってしまえば偉い人ですね。覚える必要は確実にあります!むしろ顔と名前を覚えてください。もっといえば自分の上司全員の名前と顔を覚えてください。それは何故か?人は自分の名前を覚えられていたり呼ばれたりする事は嬉しいものです。あなたも経験はありますよね。1度どこかで会った事があって久しぶりに会った時に「多分、わたしの事なんて覚えてないだろうな」と思っていたけど名前を呼ばれ覚えてくれてたら嬉しいですよね?だから上司も同じです。名前を呼ばれたら誰でも嬉しいものです。だから逆に上司の名前を呼び間違えたら最悪だという事です。名前を覚えて「あのー・・」と声を掛けずに「〇〇さん!」と元気よく声を掛けましょう!
これはある法則に基づいています。参考書籍はこちらです。
読みやすい超訳版です。
会社の売上は?
会社の売上すなわち財務状況というのは、人でいう健康診断書と同じ様なものです。人に例えた場合、高熱が出ているのに走り続けないですよね。会社も同じで、売上は下がっている商品(高熱が出ている)ものをドンドン作り続ける(走り続ける)事はしないですよね。でも会社は意外に高熱が出ている事に気づかず走り続けてしまう事も多いです、それはすなわち数字を読み解けないからという事です。自分の会社の損益計算書や貸借対照表は見れる様になった方が良いです。数字は誤魔化せません。逆にあなたが数字を見れずに高熱のまま走り続けさせたとしたら会社は亡くなる(倒産)してしまうという事です。
会社の売上や決算書を見れる様になるオススメな本です。
ライバル会社のことを知ろう
あなたの働く会社のライバル会社はありますか?もし、全く分からなければ絶対に理解しておく必要があります。
先ほど、紹介した孫子の兵法には続きがあります。「己を知り、彼を知れば百戦危うからず」でありますが逆に「己を知らず、彼も知らなければ戦う毎に危うし」ということです。自分の会社も知らず、ライバル会社も知らなければ戦う時は常に危ないということです。
ここではライバル会社というのは、まず全体から見てみる事が大事です。絶対に全体から考えた上で掘り下げていくのがポイントです。例えば、あなたが酒屋をやっているとしましょう。隣町に酒屋があります。そのお店だけがライバルでしょうか?
酒屋のライバルは酒屋だけ?
答えはノーですね。他にライバルだと思うところを考えてみましょう。ここではアナタが提供する商品は【ビール(特別なものでなく市販されている)】だとしてみましょう。
どれくらい出てきましたか?
スーパーやコンビニなんかもそうですね。価格が安ければスーパーで【ビール】を買われてしまいますし、家から近くて便利ならコンビニで【ビール】が買われてしまいますよね。しかし、今はamazonでも【ビール】が買えてしまいます。家から離れなくて安ければamazonで【ビール】が買われてしまいます。
よってあなたの酒屋のライバルは隣町の酒屋だけではないんです。【ビール】に安いや便利という付加価値を提供しているライバルが他にも多くいるという訳です。もっと言ってしまえば【ハイボール】や【居酒屋】もライバルだとも言えます。
この様なことを市場やマーケティングと言います。それをどう解決していくかの方法がマーケティングと言われるものです。
もっと知りたい方は簡単なマーケティング入門書をおすすめします。
目標を立てて成長する為、勉強しよう
最後の3つめの大事なことです。目標を立てて仕事や自己成長させる為の勉強をしようということです。なぜ、必要かというと先ほどお話しした大事なポイントの【自分の会社を知る】・【ライバル会社を知る】の2つを知った後に【じゃあ、どうするのか】という部分が自分の能力によって左右されてしまう事があります。
例えば、あなたが絶対にこれはライバル会社にも負けない商品を考えたとしましょう。では、それを上司に伝える為のプレゼン力や会話力はありますか?実際に企画が通ったとしてもパッケージを考えるデザイン力はありますか?商品をお客様の見やすい場所に置いてもらう店を増やせる交渉力はありますか?
そうなんです。何かを実行する為には、それなりの能力が必要になります。よって目標を立てて目標を達成する為に勉強をするという事です。例えば自分の商品を企画したい時に学びたいのは商品企画を通す為の会話力やプレゼン力であり、ただの雑談の会話力の本を読んだりしても意味がないという事なんです。目標とはすなわち目的を持って行っていくということです。
問題を解決する能力という事です。その前によくありがちなの問題をそもそも分かっていない。問題じゃない事を問題だと思ってしまっている事が多いです。これは注意しましょう。目的や問題の本質を間違えると行っている事が間違ってしまいます。せっかく頑張ったのに何も成果が出なかった。私こんなに頑張っているのに。とよく新入社員の方の多くが言ってしまう事ですがこれは、間違った事に対して一生懸命頑張ってしまっている可能性があります。まずは、間違った事をしないようにする事が1番大事です。
ポイントまとめ
今回は、仕事が不安で仕方がない新入社員の方へ学ぶべき3つのポイントを紹介しました。
まずは自分の会社を同僚の誰よりも知りましょう。そして市場(ライバル会社)を知り、自分に足りていない事を勉強していけば良いのです。時代は常に変化していきます。よって自分の会社もライバル会社も変わり続けていきます。自分が学んだ事が正しいと思わずに変化に自分が追いつく様にしましょう、変化に対応してください。1番強い人間は変化に対応できる事です。
『最も強いものが生き残るのでなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残る事ができるのは変化できるものである。』ーダーウィンー
最後まで、読んでいただき有難うございました。