古典

社会人は読むべき!! 安岡正篤 人間学から名言を学ぶ

今回は、安岡正篤の人間学の中から名言を紹介していきます。

安岡正篤の人間学について

この安岡正篤先生の人間学が文庫化されたのは2002年で今から20年以上前の本となっている。

しかし、何十年経っても紹介されている名言は私たちの心にいつでも残り人生を生きる糧にしてくれる。

これは社会人にぜひ読んでいただきたい名書です。


安岡正篤 人間学 (講談社+α文庫)

早速、紹介していきましょう。

安岡正篤 人間学 名言

人間学を磨く秘訣

人間学を修める上において、もっとも大事な事は2つある。1つめは古今の優れた人間に学ぶ事。2つめは愛読書(座右の書)を持つことが人間学の根本的、絶対的な条件である。

古今の素晴らしい人物に会おうと言っていますが、今の時代に生きる素晴らしい人物に会えれば本当に恵まれていると言っても良いでしょう。昔の方には会う事は出来ませんよね。そこで昔の素晴らしい先人たちが書いた本を読む事で、その人の考え方を吸収しようという事です。その本を愛読書として、すなわち一生熟読する座右の書とするべきでしょう。

人に会わずとも、本を読む事でその人(作者)に会えるという事です。

佳書(かしょ)を読む

佳書(かしょ)とは、それを読むだけで我々の呼吸・血液・体液を清らかにして精神をより神仏に近づける書の事である。佳い食物もよろしい。佳い酒もよろしい。佳いものは佳いものは何でも佳いが、結局は佳い人と佳い書よ佳い山水との3つである、ただ、佳い人物には案外会えない。佳う山水にもなかなか会えない。ただ佳い書物だけはいつでも手に取ることが出来る。不幸にして佳人に会わず。佳山水に会わずとも、佳書にだけは会いたいものだ。

これも先ほど紹介した人間を磨く秘訣に通づるものがありますね。良い人物には中々、会えないから色々な本を読んで良い本を見つける事で人生が豊かになるでしょう。

倦(う)むことなかれ

昔、孔子という人物が弟子の政治についての問いに答えた。

「政治に必要な事は、先頭に立って骨を折る事。ねぎらう事である」と。

弟子は「もっとありませんか」と尋ねると「倦む事なかれ」と言われた。

孔子は中国の古典論語で登場される人物です。

倦む事なかれとは途中で嫌になってはいけないという事です。人は自分の思う様にならないとつい途中で嫌になり投げ出してしまいがちになります。

仕事に倦む、会社に倦む、家族に倦む、学校に倦むなどそんな時には人間は環境から逃げ出すために転職を考えたりするが、実は多くは自分の姿勢に問題があって倦んでいる事に気付いていない。

周りの責任にせずに自分自身の姿勢を見直して自分を変える事を考えろという事でしょう。

有名無力、無名有力

決して有名になろうと思ってはいけない。

有名になるからこそ無力になってしまうのだ。本当に有名になりたいのなら逆に無名でいなけらばならない。

有名になればなるほど忙しい人間になり有名人ほど忙しいが口癖になってしまう。「忙」という文字は立心偏に亡ぶと書く。すなわち忙しいと心が滅びてしまうというわけだ。忙しいと迂闊になってしまう。

人は忙しくなるほど、周りが見えなくなりますよね。それこそ安岡先生が言っている心亡びるという事です。有名にならなくとも忙しい場面は仕事にはつきものですね。その時の忙しさに追われて周りが見えなくなってしまいそうになったら、この言葉を思い出して一旦、落ち着いてみると良いでしょう。

忘の効用

人間に忘れるということがあるのは、いかにも困った事である。しかし、実にありがたい事でもある。これは実に天が人間に与えてくれた能力である。辛い事も忘れられる。

悩んでもどうにもならない事ってありますよね。特に人間は辛いことや悲しかった記憶は忘れやすい様に出来ています。辛いことにいつまでもくよくよせずに忘れてしまい前に進みましょう。

人間の脳は、過去の悪い出来事の方を相対的に早く忘れるため、良い印象の記録だけが残りやすい事は現在では実証されています。

君子は必ず自ら反る

まず、本当に素晴らしい人物というのは自らが自らに反り(反省する)自分が自分に反る。そこから本当のせいが生ずるのだ。

通常の日常生活で、そうしても「自分が悪かった」と自分を否定するのは難しいものですね。ただ君子(素晴らしい人格者)というのは自分の過ちを素直に認めて反省することが出来ると言われています。

すなわち自己否定をして反省する事で、日々成長できるという事です、反省のない人間に成長は望めないでしょう。

わたしにしかできないこと

人に生まれた以上、本当に自分を修練すれば何十億も人がいようが、人相はみんな違っているように。他人にない性質と能力を必ず持っている。それをうまく開発する事が出来れば、誰でもそれを発揮する事ができる。

人間には、その人にしかない性質や能力を持っていて、それを生かすためには開発(勉強)していかなければ発揮する事ができないという事です。

常に勉強を勉強を怠ってはいけないと、私たちを戒める名言です。

 

最後に

今回は、安岡正篤先生の人間学について名言を紹介させていただきました。

良い本にめぐり合う事で、良い人生を送れるという事でしょう。ぜひ、アナタも色々な本を読み一生役に立つ座右の書を見つけてみてはいかがでしょう。


安岡正篤 人間学 (講談社+α文庫)

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