今回は論語から学ぶ2
自分で考える大切さを論語から紹介していきたいと思います。
孔子が生きた時代は今から2500年も前の話です。その頃は私たちのようにインターンネットやテレビなんて当然ありませんでした。今は情報社会と言われるほど様々な情報が得られます。
論語については別の記事で紹介しています。

その情報を自分で考えずにただの受け身としてしまうのは間違えた情報を得てしまうかもしれないし、判断を間違ってしまうかもしれません。
論語では自分で考える事の大切さを説いた言葉があります。
今回はそれを紹介していきましょう。
『自分で考える事が大切』論語から学ぶ2
子の曰く、衆これを悪むも必ず察し、衆これを好むも必ず察す。
論語 衛霊公第十五より
現代文
先生がいわれた、「大勢が憎む時も必ず調べてみるし、大勢が好むときも必ず調べてみる。」
子の曰く
子とは先生という意味を指します。論語では孔子の意味ですから、孔子が言った。という事です。
衆これを悪むも必ず察し、衆これを好むも必ず察す。
衆(大衆)、大勢という意味です。大勢の人がダメだと言っている事でも鵜呑みにせず、必ず自分で確かめてる。逆に大勢の人が良いと言っていることでも必ず自分で確かめるという事です。
孔子の生きた中国の春秋時代は戦が絶えず決して平和な世の中ではありませんでした。その中で優秀な人物や、そうでない人物の噂を聞いてもそれで判断をしてはいけない。自分で必ず確かめなければいけないと説いたのでしょう。
現代でいえばネットや新聞、ニュースなど様々な場所で情報を得るきっかけがありますが鵜呑みにしない。自分で本当かどうか確かめてみる。そうする事で知識が自分の中で活きてくるという事です。そして判断を間違えない。
また、社会や組織の中でも上司が言っているから正しいとか、あの人が言っている事だから信用できない。と勝手に判断をする事をせずに必ず自分で確かめる。そして自分の意見、考えを持った上で判断し行動をすることが本当に大事だということを教えてくれる言葉です。
最後に
今回は論語から自分で考える事の大切さを教えてくれる言葉を紹介しました。
論語については様々な本があり、どれを読んでいいのか分からないあなたにオススメの入門書も紹介しておきます。今一度、古典を読み返してみるのはいかがでしょう?


