オンラインで人とコミュニケーションを取る機会が増えてきましたよね。
オンラインのコミュニケーションで好印象残す為に必要なことってなんだと思いますか?
それは視覚と聴覚からの情報です。これを意識する事でオンラインの印象が大きく変わります。紹介するポイントを行う事で好印象を残す事ができます。
そもそも、リアルで会う場とオンラインで会う場での必要なコミュニケーション能力は変わりません。
ただ、オンラインでは特に視覚、聴覚からの情報が重要になってきます。
その理由と好印象を残す具体的な方法を紹介していきましょう。
人の印象は5感で決まる
人の印象は視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つの感覚で9割は決まってしまうといわれています。(メラビアンの法則)
触覚は肌で感じること、空気感です。嗅覚は匂い。味覚は味ですからオンラインでは必要には特に必要とならないでしょう。必要というよりも感じる事ができないですね。ですから、オンラインでは視覚・聴覚での情報から印象が左右されます。
視覚情報は表情や身だしなみ、聴覚情報は話すスピードや言葉使いです。
リアルの場と違って2つの感覚でしか判断が出来ないので特に気にする必要があります。
具体的に抑えるポイントを伝えていきます。
オンラインで好印象を残すには視覚情報が大事
特にカメラ映りを気にするように心がけましょう。大きく4つのことを見直せば、好印象を残すことができます。
・画面の明るさ
・目線の高さ
・顔の映る範囲
・背景の印象
画面の明るさ
部屋が暗かったりするとカメラに映るアナタの顔が暗くなってしまいます。画面に映るアナタの顔が暗いだけで第一印象が暗いと思われてしまう可能性があります。
卓上ライトを買ってカメラの写りを明るくするのが理想です。ただ、コストが掛かります。今はオンライン用の安価な商品も出ていますが。
そこで1番手っとり早いのは、ズームの機能です。カメラに明るさ調整という機能がありますので使うことでカメラ写りの印象を大きく変える事が出来ます。
※zoomの設定方法
設定の『ビデオ』という項目に『ビデオフィルタを適用する』、『低照度に対して調整』という項目があります。チェックを入れるだけで明るくなり印象が変わります。(システムやバーションを更新していない場合には出来ない場合があります)
ズームの基本的操作を知りたい方は参考記事をどうぞ

カメラの写りが暗いだけで印象として表情が暗いと感じでしまう事がありますので必ず確認をしましょう。

目線の高さ
次は目線の高さです。これを意識している方はあまり多くないと感じています。
カメラと自分の目線が水平になるようにする事がポイントです。スマホでオンラインをされている方も多くいるのではないでしょうか。
カメラの位置が自分の目線よりも下にあると、見下ろして見るようなことになってしまいます。他の方から見えるアナタの目線も上から見下ろすような状態になってしまいます。
なので、カメラは目線と水平に持ってくる事が理想です。土台を置いて調整すると良いです。目線と照明の問題を解決できる商品もあります。
また、目線はカメラを見る事で周りからみてアイコンタクトをされていると思ってもらえます。話すときは特に意識しましょう。画面を見て話すクセがある方は変えてみましょう。
顔の映る範囲
次は顔が映る範囲です。出来るだけ顔が映るようにしましょう。
顔の映る範囲は中央が良いとか、少し離れた方が良いという意見もあります。僕がオススメした顔が出来るだけ映った方が良いという理由は、表情が相手にわかるからです。
相手が話している時に笑顔になったり表情を変えたりすれば、相手から見てこの人は自分の話を聞いてくれていると思われます。
自分の表情が分かるくらいの大きさで顔の映る範囲を決めましょう。
背景の印象
オンラインでは背景にも注意しましょう。出来るだけ何も写っていないのが理想です。
特に動くものがアナタの背景に写ってしまっていると周りがアナタではなく動くものに意識がいってしまいます。
部屋でオンラインを行なっていて、どうしても後ろに映るものが片付けられないという方には、背景の変更をしても良いでしょう。バーチャル背景という背景を変える機能を使ってみましょう。
バーチャル背景はzoomの機能の1つです。アナタ以外の周りの背景を画像に変える事ができます。あまりにもユーモアな画像にしてしまうと逆にイメージが悪くなってしまうこともあるので注意しましょう。
ただ、後ろに色々な物が置いてあるとバーチャル背景が機能を果たさない事があります。グリーンのカーテンを使う事でバーチャル背景の機能をちゃんと使う事が出来ます。
オンラインで好印象を残すには聴覚情報が大事
視覚と同じくらい大事になるのは聴覚情報です。聴覚情報は話すスピードやトーンもありますが、特に言葉使いが大事です。
外見の印象と同じくらいオフラインの時よりも周りの方はアナタの『言葉づかい』や『口癖』を気にしています。
・否定的な言葉使いには注意
・同じあいづちに注意
・言語化能力を高める
否定的な言葉使いには注意
オフライン以上に気にしていただきたいのは否定的な言葉を使わないという事です。
オンラインでは、特に相手の印象として否定的なことを言われてしまうと自分は無下にされてしまった、拒絶されてしまったという印象が強く残ってしまいます。
否定語ではなく肯定語を使うことを意識しましょう。
肯定語を使うことで同じ意味でも印象が全く変わってきます。
否定語
みなさんが質問をしていただかないとスムーズに進行が進められません。
肯定語
みなさんが質問をしていただきますとスムーズに進行が進められます。
この例では伝えたい事は、みなさんから質問をしてもらいたいということです。
否定語を使ってしまうと印象が悪く感じた方が多かったのではないでしょうか。
〇〇しないと〇〇出来ないというような否定語でなく、〇〇してくれると〇〇出来ます!というな言い回しを意識してみて肯定語を使う機会を増やしてみましょう。
同じあいづちに注意
オンラインでは特に相手の話を聞いている時のあいづちも大事になってきます。良く聞く話ですが、アナタはどのようなあいづちをしていますか?
『はい』とか『へー』とかですか。
それだと単調になりすぎてしまうので相手は本当に自分の話が伝わっているのか心配になってしまいます。
例
へー。そうなんですね、知らなかったです。
へー。そうなんですね。初めて伺いました。
相手の話をわたしは聞いているよ。と伝わるのがポイントです。
先ほど声のトーンも大事といいました。
はい、えぇ、へぇなどの声のトーンを変えて頷くのも良いですね。
『はい』は声のトーンを高くし、『えぇ』は声のトーンを中間にし、『へぇ』は声のトーンを低くしてみて言うだけでだいぶ印象が変わります。
言語化能力を高める
日本人特有の察してもらう。察するという事がオンラインでは非常に難しいです。
言葉にできなければ、誰からも察してもらえないです。
そこで意識してみて欲しいことは一言で言うならと考えてみましょう。
私は一言でこう思う。その後になぜならと理由をつける。一言は結論という事ですね。
PREP法というものがあります。
PREP法
【Point】結論
オンラインでは視覚情報が大事になってきます。
【Reason】理由
オンラインでは空気感や感覚を働かせることが難しいので視覚からの情報がよりオフラインよりも重要になっています。
【Example】具体例
視覚の感覚としてカメラに映る顔の明るさだけでも印象が変わってきます。
【Point】結論
だから、オンラインでは視覚情報が重要になっています。
PREPの結論、理由、具体例、結論という順序で話をする事で話し方の印象が大きく変わります。
最後に
今回の記事では特にオンラインで好印象を残すのに必要な2つのことを紹介させていただきました。
視覚情報と聴覚情報で印象が決まってしまいます。
紹介させていただいた顔の写りは、なるべく明るくする事や話すことはなるべく一言で伝えられる意識をする事でアナタの印象を大きく変える事でしょう。
ぜひ、次にオンラインで人と会う時には試してみてはいかがでしょうか。
参考にさせていただいた書籍です。
桑野麻衣著『オンラインでも好かれる人・信頼されるひとの話し方』
